2018年09月12日
ホワイトロック2018 体験記 最終回
最終回
「帰還」
→第1部 「フカガワニスタン」
→第2部 「深い森」
あれからどれくらいの時間がたったのだろうか・・・
PM 0:35頃
目標ポイントには未だロシア兵が扇子片手に寝転んでいた。
<BON>
「腹減ったー」
<TOM>
「腹へったねぇ。水も食べ物も持ってきてないっすからねww」
そう、当たり前ならランチタイムには、連合軍本部で皆が持ち寄った素敵な食料を囲みコーヒーでも飲みながら優雅に過ごしているはずだった。しかし、現実はそうはならなかった。
その時、私は思い出したかのようにファニーパックを開けた。中には普段なら絶対に持たないチョコレート{一口サイズのスニッカーズ}が数個はいっていた。これを2個TOMに渡し自分もそれに食いついた。
<TOM>
「おぉありがとうございます!これ久々に食べるとうまいっすよね!」
久々に緊張が解けたと思った矢先
<TOM>
「うお!?」
何かに驚いた様子で私もそこを見た。物凄い・・羽音を立てるスズメバチが飛んでいた。
自然の驚異を目の当たりにした二人は無駄に緊張した。
<TOM>
「スズメバチいるからきをつけて!」
そこから少し離れた時だった。
PM 13:00頃
<BON>
「TOMさんあれ!!!」
なんと複数のロシア兵たちが徒歩で談笑しながら戻ってきたのだ。すかさず数を数える。1.2.3・・・6人?!いや、もっとだったか、2人の緊張が一気に高まる。
<TOM>
「後ろから行っちゃう?www」
また悪い顔をしたTOMを私は止める
<BON>
「死にたいんですか?!!」
そこを何とかなだめた。しかし、ここでロシア兵たちが森の中に侵入してきたのだ!
<2人>
「マジ!???やばいって!!w」
これは非常に危険な状況だった。移動すれば音で見つかりかねない。何よりも本部が危ない。
私達は意を決して森の外を目指し行動を開始した。
<BON>
「あの鉄塔下まで行って連絡を取りましょう!」
これが一番の問題行動だった。何故ならこの森に広がる電波障害の元凶は全てチップベツタンのシンボル、鉄塔。これは高電圧が流れる鉄塔でこれの仕業だったのだ。無線は変わらず届かない。
どうしたらいいと顔を見合わせたその時だった。
(ガサガサガサ)
何かが近づいてくる。緊張は最高潮に達した。
(ガサガサ・・・ ガサーー)
<一同>
「あっ・・・」
<ロシア兵>
「敵はどこかなー??(ちらちら)」
目が合った、そう、我々は完全に見つかっていたのだ!!しかーし!そのロシア兵は!完璧なまでの神対応、完璧なまでの名演技!見て見ぬふりをしてくれたのだった!!
<ロシア兵>
「いないなぁー(ちらちら)」
しかしそんな面白い場面にも関わらず、それに応えることができないくらい我々は疲弊していた・・・
<2人>
「え?見つからなかった??・・・俺、やられたと思ったww俺もそう思いましたw」
平和だった。
ここで何か吹っ切れた我々は話し合いをしあることを決めた。それは
「うん、帰ろう!」
任務放棄?任務失敗?いやいやちゃんと目標捉えていたから成功だ!そんな風に考え、もし見つかったら交戦することを話し合いで決めた。
侵攻ルートを逆回りしたがロシア兵たちの姿はそこにはなかった。見えない敵と戦いながら進行していくと奥から話し声が聞こえてきた。
<BON>
「TOMさんあれ!敵かな?!」
頭をすかさず下げライフルのトリガーに指をかけた。ゆっくりと頭を上げると緑の迷彩服を確認できた。やはり敵か。
そう思い聞こえてくる話し声に集中した。
その声はなんとも節度ある声かけ。そしてしかっりと統制された部隊員。
それを見た私たちは
「あれはミドリの人達だ!!!!!自衛隊だ!!!」
興奮した私たちはあろうことか突然立ち上がり相手を警戒させてしまてしまうという何とも間抜けな行動をとってしまう。
<自衛隊>
「我々は日本国陸上自衛隊である!MARSOCか?!」
<2人>
「はいー!そうです!!」
「うぅ助かったよー・・・怖かったよー」
私は本当に安心した。一気に脱力してしまっていた。こんなにも疲弊していたんだなと改めて思い知った。
PM 14:00過ぎ
私達は本部に戻りすぐさま中で起きた今回の状況説明をした。
鉄塔が原因の電波障害は皆知っていたようで、教えてくださいよー!と、冗談をいいつつ我々はやっと遅めのランチをとることができたのであった。
至福のサーモンおにぎり。あれは今後忘れることはないだろう・・・
「Deep Forest」 ー完ー
「帰還」
→第1部 「フカガワニスタン」
→第2部 「深い森」
あれからどれくらいの時間がたったのだろうか・・・
PM 0:35頃
目標ポイントには未だロシア兵が扇子片手に寝転んでいた。
<BON>
「腹減ったー」
<TOM>
「腹へったねぇ。水も食べ物も持ってきてないっすからねww」
そう、当たり前ならランチタイムには、連合軍本部で皆が持ち寄った素敵な食料を囲みコーヒーでも飲みながら優雅に過ごしているはずだった。しかし、現実はそうはならなかった。
その時、私は思い出したかのようにファニーパックを開けた。中には普段なら絶対に持たないチョコレート{一口サイズのスニッカーズ}が数個はいっていた。これを2個TOMに渡し自分もそれに食いついた。
<TOM>
「おぉありがとうございます!これ久々に食べるとうまいっすよね!」
久々に緊張が解けたと思った矢先
<TOM>
「うお!?」
何かに驚いた様子で私もそこを見た。物凄い・・羽音を立てるスズメバチが飛んでいた。
自然の驚異を目の当たりにした二人は無駄に緊張した。
<TOM>
「スズメバチいるからきをつけて!」
そこから少し離れた時だった。
PM 13:00頃
<BON>
「TOMさんあれ!!!」
なんと複数のロシア兵たちが徒歩で談笑しながら戻ってきたのだ。すかさず数を数える。1.2.3・・・6人?!いや、もっとだったか、2人の緊張が一気に高まる。
<TOM>
「後ろから行っちゃう?www」
また悪い顔をしたTOMを私は止める
<BON>
「死にたいんですか?!!」
そこを何とかなだめた。しかし、ここでロシア兵たちが森の中に侵入してきたのだ!
<2人>
「マジ!???やばいって!!w」
これは非常に危険な状況だった。移動すれば音で見つかりかねない。何よりも本部が危ない。
私達は意を決して森の外を目指し行動を開始した。
<BON>
「あの鉄塔下まで行って連絡を取りましょう!」
これが一番の問題行動だった。何故ならこの森に広がる電波障害の元凶は全てチップベツタンのシンボル、鉄塔。これは高電圧が流れる鉄塔でこれの仕業だったのだ。無線は変わらず届かない。
どうしたらいいと顔を見合わせたその時だった。
(ガサガサガサ)
何かが近づいてくる。緊張は最高潮に達した。
(ガサガサ・・・ ガサーー)
<一同>
「あっ・・・」
<ロシア兵>
「敵はどこかなー??(ちらちら)」
目が合った、そう、我々は完全に見つかっていたのだ!!しかーし!そのロシア兵は!完璧なまでの神対応、完璧なまでの名演技!見て見ぬふりをしてくれたのだった!!
<ロシア兵>
「いないなぁー(ちらちら)」
しかしそんな面白い場面にも関わらず、それに応えることができないくらい我々は疲弊していた・・・
<2人>
「え?見つからなかった??・・・俺、やられたと思ったww俺もそう思いましたw」
平和だった。
ここで何か吹っ切れた我々は話し合いをしあることを決めた。それは
「うん、帰ろう!」
任務放棄?任務失敗?いやいやちゃんと目標捉えていたから成功だ!そんな風に考え、もし見つかったら交戦することを話し合いで決めた。
侵攻ルートを逆回りしたがロシア兵たちの姿はそこにはなかった。見えない敵と戦いながら進行していくと奥から話し声が聞こえてきた。
<BON>
「TOMさんあれ!敵かな?!」
頭をすかさず下げライフルのトリガーに指をかけた。ゆっくりと頭を上げると緑の迷彩服を確認できた。やはり敵か。
そう思い聞こえてくる話し声に集中した。
その声はなんとも節度ある声かけ。そしてしかっりと統制された部隊員。
それを見た私たちは
「あれはミドリの人達だ!!!!!自衛隊だ!!!」
興奮した私たちはあろうことか突然立ち上がり相手を警戒させてしまてしまうという何とも間抜けな行動をとってしまう。
<自衛隊>
「我々は日本国陸上自衛隊である!MARSOCか?!」
<2人>
「はいー!そうです!!」
「うぅ助かったよー・・・怖かったよー」
私は本当に安心した。一気に脱力してしまっていた。こんなにも疲弊していたんだなと改めて思い知った。
PM 14:00過ぎ
私達は本部に戻りすぐさま中で起きた今回の状況説明をした。
鉄塔が原因の電波障害は皆知っていたようで、教えてくださいよー!と、冗談をいいつつ我々はやっと遅めのランチをとることができたのであった。
至福のサーモンおにぎり。あれは今後忘れることはないだろう・・・
「Deep Forest」 ー完ー