2018年09月08日
ホワイトロック2018 体験記 第2部
第2部
「深い森」
→第1部「フカガワニスタン」
AM11:50頃
<TOM>
「ここからはいってみますか!」
C5は軽い丘になっておりそこから森の中に入ることができる。
二人は辺りを警戒しつつ森の中に侵入した。
森の中は蒸し暑く、うっそうと茂る笹の葉が歩くたびに「ガサガサ」と音を立てる。その音が静かな環境ではとても脅威にも思えた。
笹の葉を踏みつけながら、更に警戒しつつ前へと進んでいく。
PM0:02頃
本部に連絡を入れる。定時連絡を入れるよう言われていたからだ。TOMが本部へ通信を試みた。
<TOM>
「こちらMARSOCチーム、森の中を進行中」
<本部>
「了解。引き続き任務続行よろしくお願いします。」
この時点ではまだ通じていると確認。
ここから一度D5の森の切れ目に近づき「鉄塔」辺りを監視するも何も確認できず。
<TOM>
「あっちいってみますか!」
指示のもと進路をE6に向けて進行を開始した。
PM0:10頃
国境線(フィールド領域を示すロープ)沿いに外周を回りE5付近に到達。
やはりここも笹の葉がおい茂り、胸のあたりまで伸びている。
物音が立ち過ぎていた。
ここで再度本部に連絡を入れた、が、応答がない。もう一度試みるがやはり応答がない。
ここで無線機の電池が切れたか?と疑問に思った2人はお互いに交信してみたが異常なし。
この時すでにこの森を覆う電波障害にきづいてさえいれば、もっと早い段階でそれの対策が立てれたかもしれない。
しかし今の自分たちの行動にワクワクしていた2人はあまり気にも留めてなかった。
{どこかでつながるだろう}くらいにしか思ってなかったというのが本音だ。
その時である。目標ポイント付近で何か聞こえてきた。{何かいる!}そう思い2人はE5の森の際まですぐさま移動した。
PM0:30頃
目標を目視できる距離まで近づくことに成功した2人の目の前に、とんでもない光景が飛び込んできた。
<TOM>
「ちょwwふっwwwBONさんあれみてwww」
何故か笑いをこらえているTOMの視線の先を見てみるとそこには堂々と掲げられた{ロシア国}の国旗が風でなびいているではないか。
<BON>
「やばいっすねwww」
あれは笑えた。しかもカモフラージュネットを使った立派な拠点まで確認できた。
しかし笑いもつかの間、そこにはかなりの数の武装した兵士たちの姿が確認できた。その兵士達は車に乗り込み何かの準備をしていたようだ。
そしてその車輌は兵士達を乗せてどこかへ行ってしまった。
すかさずTOMが本部へ連絡を入れた。しかしやはり応答がない。だが他の部隊の通信は聞こえてきてはいる。
この異常な状況下にもかかわらず
<TOM><BON>
「本部も忙しいんだねぇ」「そうなんですねぇ」
と何故か2人は物凄く落ち着いていた。ちょっとは気にしろ!と今の自分達なら指摘をしているだろう。
そして静かになった拠点を改めて観察するとそこには扇子片手に寝ている兵士を発見。
すかさずTOMが
<TOM>
「捕虜にしちゃう?ww」
悪い笑みを浮かばせながらホルスターにそっと手を下したところで
<BON>
「ダメですwwまだ早いっす!w」
<TOM>
「えー今捕まえたら面白いって!」
<BON>
「もう少し様子見ましょうってw」
「ささホルスターから手をはしてください。そして本部に報告しましょ?ねっ?」
しぶしぶ強行するのを諦めたTOMはここで今一度無線を入れるがやはり応答がない。少し場所を変えても状況は変わらない。
<TOM>
「やっぱだめっすわー」
<BON>
「なんなんですかねー??」
ここで少しづつ異変に気づき始めてきた2人。
そして・・・ここから長い闘いが始まるのであった。
第2部 -完-
「深い森」
→第1部「フカガワニスタン」
AM11:50頃
<TOM>
「ここからはいってみますか!」
C5は軽い丘になっておりそこから森の中に入ることができる。
二人は辺りを警戒しつつ森の中に侵入した。
森の中は蒸し暑く、うっそうと茂る笹の葉が歩くたびに「ガサガサ」と音を立てる。その音が静かな環境ではとても脅威にも思えた。
笹の葉を踏みつけながら、更に警戒しつつ前へと進んでいく。
PM0:02頃
本部に連絡を入れる。定時連絡を入れるよう言われていたからだ。TOMが本部へ通信を試みた。
<TOM>
「こちらMARSOCチーム、森の中を進行中」
<本部>
「了解。引き続き任務続行よろしくお願いします。」
この時点ではまだ通じていると確認。
ここから一度D5の森の切れ目に近づき「鉄塔」辺りを監視するも何も確認できず。
<TOM>
「あっちいってみますか!」
指示のもと進路をE6に向けて進行を開始した。
PM0:10頃
国境線(フィールド領域を示すロープ)沿いに外周を回りE5付近に到達。
やはりここも笹の葉がおい茂り、胸のあたりまで伸びている。
物音が立ち過ぎていた。
ここで再度本部に連絡を入れた、が、応答がない。もう一度試みるがやはり応答がない。
ここで無線機の電池が切れたか?と疑問に思った2人はお互いに交信してみたが異常なし。
この時すでにこの森を覆う電波障害にきづいてさえいれば、もっと早い段階でそれの対策が立てれたかもしれない。
しかし今の自分たちの行動にワクワクしていた2人はあまり気にも留めてなかった。
{どこかでつながるだろう}くらいにしか思ってなかったというのが本音だ。
その時である。目標ポイント付近で何か聞こえてきた。{何かいる!}そう思い2人はE5の森の際まですぐさま移動した。
PM0:30頃
目標を目視できる距離まで近づくことに成功した2人の目の前に、とんでもない光景が飛び込んできた。
<TOM>
「ちょwwふっwwwBONさんあれみてwww」
何故か笑いをこらえているTOMの視線の先を見てみるとそこには堂々と掲げられた{ロシア国}の国旗が風でなびいているではないか。
<BON>
「やばいっすねwww」
あれは笑えた。しかもカモフラージュネットを使った立派な拠点まで確認できた。
しかし笑いもつかの間、そこにはかなりの数の武装した兵士たちの姿が確認できた。その兵士達は車に乗り込み何かの準備をしていたようだ。
そしてその車輌は兵士達を乗せてどこかへ行ってしまった。
すかさずTOMが本部へ連絡を入れた。しかしやはり応答がない。だが他の部隊の通信は聞こえてきてはいる。
この異常な状況下にもかかわらず
<TOM><BON>
「本部も忙しいんだねぇ」「そうなんですねぇ」
と何故か2人は物凄く落ち着いていた。ちょっとは気にしろ!と今の自分達なら指摘をしているだろう。
そして静かになった拠点を改めて観察するとそこには扇子片手に寝ている兵士を発見。
すかさずTOMが
<TOM>
「捕虜にしちゃう?ww」
悪い笑みを浮かばせながらホルスターにそっと手を下したところで
<BON>
「ダメですwwまだ早いっす!w」
<TOM>
「えー今捕まえたら面白いって!」
<BON>
「もう少し様子見ましょうってw」
「ささホルスターから手をはしてください。そして本部に報告しましょ?ねっ?」
しぶしぶ強行するのを諦めたTOMはここで今一度無線を入れるがやはり応答がない。少し場所を変えても状況は変わらない。
<TOM>
「やっぱだめっすわー」
<BON>
「なんなんですかねー??」
ここで少しづつ異変に気づき始めてきた2人。
そして・・・ここから長い闘いが始まるのであった。
第2部 -完-